3月24日(金)
令和4年度の修了式を行いました。24名の子供たちが、各学年の課程を修了し、来る4月には1学年ずつ進級します。
今年度を振り返ってみると、いろいろなことがありました。3年ぶりに行われた町体育大会では、本校の子供たちが大活躍しました。卒業していった麻央さんは、全国小学生陸上交流大会に出場することとなりました。また、舟見七夕まつりでは、4年ぶりに鼓笛隊パレードを実施し、舟見街道に「校歌」や「ハピネス」のメロディーを響かせました。運動会の親子競技や親子清掃活動等、withコロナに向け、着実に学びを進めてきたように思います。
修了式では、校長から「幸せ」についてお話しました。校長の学校経営方針は、「幸せな学校」づくりです。「楽しい学校」ではなく「幸せ」にこだわったことには理由があります。
子供たちに「皆さんは、幸せですか?」と問い掛けてみました。多くの子供たちが手を上げてくれました。しかし、2~3名の子供は首を傾げ、悩んだように手が上がりませんでした。さて、どうしたのでしょう?
きっと、「幸せ」の意味や実感がわからないのだと思います。素直な反応ですよね。正直でいいのです。「幸せ」とは、いつも手に入るものではありません。時には苦労し、悩み、葛藤し、喧嘩し、努力し、子供同士や子供と先生、子供と保護者、子供と地域の方々が、協力し、助け合いながら一つ一つの壁を乗り越えた時に、心の底から湧き上がってくるものが「幸せ」の実感だと思います。
「舟見七夕まつり」の鼓笛隊パレードがよい例です。これまでの鼓笛隊に比べ、なかなか大きな音が出ない。しかし、上田先生を中心に練習を重ね、音が日増しに安定してくる。人数の少なく見映えに物足りなさから1~3年生も参加することしました。全校体制で臨むことで、鼓笛隊に一体感が生まれました。勿論1、2年生は気温の高い中の練習は大変です。熱中症にならないよう水分補給をしながら頑張りました。
そして、本番の日を迎え、見事にお祭りに彩りを添えること、地域に貢献することができました。演奏後の子供たちの晴れやかな笑顔こそが「幸せ」を実感できた瞬間だと思います。
令和5年度も、子供たちが「幸せ」をより多く実感できるように保護者や地域の皆様のご協力を仰ぎながら、教職員一同力を合わせながら教育活動を進めていく所存です。