『心の体温計』は、3・4年生の「特別の教科 道徳」の授業の題材で、内容項目は「節度、節制」で、「自分でできることは自分でやり、安全に気を付け、よく考えて行動し、節度のある生活をすること。」をねらいとしている。
あらすじ
『ひろとは、ゲームのやりすぎ、テレビの見すぎで母親に怒られる。「あなたは、いつも度がすぎるよ。」と言われるのだが、「度がすぎる」とは、どういうことなのか、ひろとはよく分からないでいた。
体温計に例えて考えると、37度を越えると健康的には、危ないということは分かる。しかし、ゲームやテレビをやりすぎたら危ないという体温計はない。そこで、ひろとは、体と同じように「心の体温計」があったらと考えはじめた。
ひろとは、「度がすぎない」ように、自分なりにいろいろな方法を考えて実行してみたら、母親にしかられることも少なくなり、何だかすっきりした気持ちでいられることが多くなった。』
ひろとは「どうして心の体温計が欲しいのだろう?」という中心発問に、子供たちは、自分の生活を振り返りながら意見発表していました。
「ダメなことに気付きたいから」
「言われてやめるんじゃなく、自分でやめるため」
「変わりたいと思ったから」etc
といった意見が出てきました。
この授業で、子供たちは、押し付けではなく、自分で考えたより良く生活するためのルールの大切さがわかったように思います。